What's Rattan
原材料、加工、編み

原材料の種類(姿による分類)

(写真)原材料の種類

丸籐

丸のままの籐を「丸籐」と呼びます。直径約5mm~15mmまでの籐の総称です。
中でも「セガ」という材料は、表皮の上に半透明のほうろう質があり、美しい光沢があります。日本では最上品種として評価が高い材料です。

皮籐

皮籐は丸籐の表皮を一定の幅と厚みに挽いた(裂いた)ひも状の材料です。主に、巻いたり、編んだりする材料です。

芯籐

細い丸籐の皮を取った、芯の部分を丸いひも状に挽いたものが丸芯籐です。幅広に薄くしたものは、平芯、半円形の断面にしたものを半芯といいます。

太民籐

直径15mm以上の太い籐を「太民籐」といいます。主に、家具のフレーム(構造体)として利用されます。 中でも「トヒチ」という材料は、表皮が薄く、直下の繊維層が厚く、加工性と仕上がりに優れており、需要の多い30mm前後の最良品種です。
これに対し、フィリピンを代表する品種が「パラサン」です。直下の繊維層が薄く、導管が表面近くまで発達しており、軽量で加工しやすいですが、一回り太めの材料使いをする必要があります。

 
 

材料の加工

(写真)補強構造の例

籐材は、そのままでも曲がりますが、バーナーやスチームで加熱することで、よりシャープで正確な曲線を得ることができます。
曲げの限界は外径で籐の太さの約3倍とされ、それを超えると材料がつぶれたり、外側の繊維が壊れてしまいます。籐は曲げたパイプと異なり、絶えず復元しようとします。
曲がりやすいということは同時に変形しやすいことにも通じます。もちろん、全くもと通りに復元することはありませんが、放置すれば必ず変形します。湿度や温度にも影響を受けます。ですから、曲線を固定するか、変形を防止する構造でないと、失敗してしまうのです。

籐の特徴

曲がりやすい
同比重の木材に比べて約1/4の加重により変形します。
折れにくい
木材の4倍にも相当する耐荷重吸収力です。
 
 

編みバリエーション

通常、編み加工には皮籐または丸芯籐が用いられます。このふたつの材は、編み込み手法においても、その表情においても異なった要素を持ちます。

皮籐編み

基本的には定められた枠の中で、直線的に対辺との往復を繰り返し、すばらしいテンションをもたらします。

 
(写真)編みバリエーション1(写真)編みバリエーション2(写真)編みバリエーション3(写真)編みバリエーション4(写真)編みバリエーション5
(写真)編みバリエーション6(写真)編みバリエーション7(写真)編みバリエーション8(写真)編みバリエーション9(写真)編みバリエーション10
 

芯籐編み

ひも状の素材である丸芯籐は、それ自体が編み込まれることにより、優れた立体造形力を発揮します。

 
(写真)編みバリエーションa(写真)編みバリエーションb(写真)編みバリエーションc(写真)編みバリエーションd(写真)編みバリエーションe
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